メディケアとメディケイドの概要と受給条件
メディケアとメディケイドは、低所得者や高齢者に医療費を補助する米国政府のプログラムです。日常の診療、救急医療、処方薬の費用が高額になることがあるため、これらの制度が重要な支援となります。
メディケイドの概要
メディケイドは、米国保健福祉省(HHS)傘下のメディケア&メディケイドサービスセンター(CMS)が管轄する州ごとの医療保険プログラムです。対象者は限られた収入の人々で、入院・外来医療、処方薬、予防医療、眼鏡などの費用を全額または一部負担します。受給者は原則無料で利用でき、サービスによっては少額の自己負担金が必要です。
主な対象サービス
- 入院・外来診療
- 処方薬
- 予防接種・健康診断
- 視覚補助具(眼鏡など)
メディケイドの受給条件
受給資格は州ごとに異なりますが、一般的には以下の条件を満たす必要があります。
- 低所得世帯(収入基準は州によって異なる)
- 対象年齢層:65歳以上の高齢者、妊婦、障害者、21歳未満の子ども、介護施設入所者など
- カリフォルニア州では「Medi‑Cal」と呼ばれ、難民支援や里親制度受給者も対象に含まれます。
- デラウェア州では、低所得の妊婦や19歳未満の子ども、19~65歳の低所得未保険成人が対象です。
メディケアの概要
メディケアは連邦政府が運営するプログラムで、主に65歳以上の高齢者や特定の障害を持つ65歳未満の人、腎不全で透析や腎移植が必要な人を対象に医療費と処方薬費用を補助します。プログラムは収入に関係なく、資格を満たす全員が利用可能です。主な保険は以下の通りです。
- パートA(入院保険)
- パートB(医師・外来サービス、検査、医療機器)
- パートD(処方薬保険)
受給者は毎月保険料を支払い、薬剤費用を抑えることができます。詳細は最寄りの社会保障事務所で確認してください。
メディケアの受給条件
メディケアの受給資格は次のとおりです。
- 65歳以上のすべての米国市民または永住者
- 65歳未満で特定の障害を持つ人(一定期間の保険加入が必要)
- 腎不全で透析または腎移植が必要な人(年齢不問)
メディケアは収入に基づかないため、資格を満たすすべての人が加入できます。また、メディケア受給者がメディケイドの資格も満たす場合、両方の給付を受けることが可能です。
