メディケア受給要件の全体像
米国の高齢者や障害者は、連邦が運営する医療保険プログラム「メディケア」の対象です。メディケアは医療、入院、薬剤の包括的なカバーを提供し、所得や資産は審査に含まれません。全国どこでも、以下の条件を満たせば受給できます。
市民権(Citizenship)
メディケアに加入するには、米国市民であることが必須です。さらに、パートA(入院保険)を保険料なしで受け取るには、米国内で最低10年間働き、雇用主がメディケア税を納付していることが条件となります。
加入期間(Enrollment)
加入は決められた期間に限られます。主な期間は次の通りです。
- 初回加入期間:資格取得直後の7か月間
- オープン加入期間:毎年1月1日〜3月31日
- 協調選択期間:毎年11月15日〜12月31日
- 特別加入期間:健康保険喪失など特例が認められる場合。詳細は社会保障局へ問い合わせてください。
年齢(Age)
65歳になると自動的にメディケアの対象となります。65歳未満で社会保障年金や鉄道年金を受給している場合も、65歳になった時点でパートAとパートBが自動的に適用されます。そうでない場合は、社会保障局を通じて加入手続きを行う必要があります。
障害(Disability)
障害者としてメディケアを受給するには、社会保障障害保険(SSDI)または鉄道障害年金を受給し、24か月以上その給付を受けていることが条件です。期間満了後、パートAとパートBが自動的に適用されます。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
ALS(ルー・ゲーリッグ病)と診断された方は、社会保障障害保険の初回給付を受け取った時点で、即座にメディケアの対象となります。
末期腎不全(End‑Stage Renal Disease)
末期腎不全患者の受給方法は以下の通りです。
- 透析治療開始後4か月でメディケア適用
- 自己透析トレーニングを受けた場合は即時適用
- 腎移植手術の入院時に適用開始
自己透析を中止した場合は、再度透析治療を4か月継続しなければなりません。
