メディケア・アドバンテージ(パートC)の主な欠点
メディケア・アドバンテージ(パートC)は、2003年に米連邦政府が導入した、パートA・Bに代わる民間保険会社が提供する選択肢です。保険料が抑えられたり、プランの自由度が高まったりするメリットがありますが、選択時には以下のようなデメリットも存在します。
プランの多様さによる混乱
- 従来のメディケアは標準的な保障内容ですが、アドバンテージは最大で50種類以上のプランが存在します。そのため、どのプランが自分に最適か判断しづらく、販売員の説明に依存せざるを得ない状況が生まれます。情報が不十分だと、期待していたサービスが受けられないリスクがあります。
納税者負担の増加
- 調査によると、民間保険会社への支払いは、政府が直接メディケアを運営する場合に比べて12~50%高くなることがあると指摘されています。つまり、税金で賄われる費用が従来のメディケアよりも増える可能性があります。
ネットワーク外利用時の高額費用
- 多くのアドバンテージプランは、指定された医療ネットワーク内でのみ保険が適用されます。ネットワーク外で診療を受けると、自己負担額が大きくなることがあり、特に主治医からの紹介がない専門医を受診する場合に注意が必要です。
カバー範囲の地域制限
- プランによっては、サービス提供エリアが限定されています。そのため、頻繁に旅行や出張を行う高齢者は、旅行先での怪我や病気に対して十分な保障が受けられないことがあります。緊急でないケースでは、全額自己負担を強いられることもあります。
保障の継続が保証されない
- 従来のメディケアと異なり、民間保険会社が利益を確保できないと判断した地域から撤退することがあります。撤退後は同じプランでの保障が受けられず、別の保険への切り替えが必要になりますが、手続きは煩雑で、同等のサービスが確保できるとは限りません。
