メディケア加入手続きの完全ガイド
メディケアは米国の高齢者や障がい者を対象とした連邦政府管轄の医療保険制度です。加入時期は退職や障がい発生など、人生の転機に重なることが多く、手続きが不安になることもあります。本稿では、メディケアの加入条件から手続き、プラン選びまでを分かりやすく解説し、ストレスを軽減できるようサポートします。
加入資格
メディケアの対象となるのは次のいずれかです。
- 65歳以上の方(自動的に対象)
- 65歳未満で障がい者、末期腎不全(ESRD)または筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された方
また、無料で受けられるパートA(入院保険)を利用するには、社会保障給付を受給しているか、米国内で最低10年間働いた実績が必要です。
自動加入
条件を満たすと、パートAとパートB(外来医療保険)への加入手続きを自ら行う必要はなく、自動的に登録されます。対象は以下の2群です。
- 年齢により対象となり、社会保障または鉄道退職給付を受給している方
- 65歳未満で社会保障障がい保険(SSDI)を受給している方
自動加入者には、資格開始の3か月前にメディケアの概要と保険カードが同封された案内が郵送されます。
問い合わせ先
自動加入されていない、または手続きに不明点がある場合は、以下の窓口へ連絡してください。
- 鉄道退職給付を受給している場合:鉄道退職委員会(Railroad Retirement Board)
- それ以外の場合:最寄りの社会保障局(Social Security Administration)
- 州の健康保険支援プログラム(SHIP)も無料で相談を受け付けています。
選べるプラン
加入後に選択できる主なプランは次の通りです。
- メディケア・アドバンテージ(Part C): 民間保険会社が提供する包括的プラン
- メディギャップ(Medigap): 伝統的メディケアに追加し、自己負担額をカバー
- パートD: 処方薬保険プラン
プランの選び方
公式サイト Medicare.gov では、地域ごとのアドバンテージ、メディギャップ、パートDプランを比較できる「プラン検索ツール」を提供しています。健康状態や予算を入力すると、該当プランと費用が一覧で表示されます。
プランの選択は、初回加入期間(資格開始の3か月前から開始月、そしてその後の3か月の計7か月)内に完了させる必要があります。この期間を過ぎると、次の加入機会まで数か月待つことになるため、早めの検討が重要です。
