全般性不安障害と障害給付のメリット
障害給付の種類
民間の障害給付は大きく分けて、雇用主が提供する障害給付と、個人が加入できる民間の障害保険の2種類があります。雇用主が提供するものは勤務先に依存しますが、誰でも民間の障害保険を購入できます。
公的給付には、社会保障障害保険(SSDI)と補足保障(SSI)の2つが主なプログラムです。SSDIは、障害発生前に少なくとも10年間働いたことがあり、直近の就業実績がある人が対象です。SSIは、収入が貧困ライン付近にある人を対象とし、就労歴は問いません。他にも、配偶者の死亡に伴う遺族障害給付や成年子どもの障害給付、退役軍人向け給付などがあります。州によっては独自の障害給付制度を設けている場合もあります。
全般性不安障害(GAD)
DSM‑IV(診断統計マニュアル第4版)では、全般性不安障害は「6か月以上続く過度で制御できない不安」に加えて、以下の症状のうち3つ以上(子どもは1つ)を呈する状態と定義しています。筋肉の緊張、睡眠障害、集中困難、疲労感、イライラ感、落ち着きのなさ・過剰な緊張感などです。
SSDIの受給要件
社会保障は、不安障害による障害として認められるために、特定の症状リストを満たす必要があります。SSDIの公式サイトが示す「全般性障害性不安」の要件は、次の4項目のうち3つ以上が認められることです。
- 運動性の緊張
- 自律神経の過活動
- 不安な期待感
- 警戒・スキャンニング
さらに、症状が以下のいずれかに該当することを証明しなければなりません。
- 日常生活の制限、社会的機能の低下、集中力の低下、持続的な疲労感、または精神状態の悪化が繰り返し起こる。
- 自宅外での活動ができないほどの機能障害。
もし全般性不安障害の要件を満たさなくても、精神障害が「身体障害」と同等の程度で機能を阻害していると判断されれば、給付の対象となる可能性があります。
SSIの受給要件
SSIは、所得と資産の上限(貧困ライン付近)を基準に受給資格が決まります。上限は州ごとに若干異なりますが、概ね連邦の貧困基準に合わせています。
考慮すべき点
各給付制度にはメリットとデメリットがあり、併用できるわけではありません。民間保険と公的給付は相互に支給額を減額する仕組みです。
雇用主の障害給付は申請から支給開始までに最大6か月の待機期間があります。SSDIは初回申請で8〜9か月かかり、却下された場合は再審査で最大3年かかることもあります。
