双極性障害の症状とタイプ別解説

双極性障害(躁うつ病)は、気分と行動に影響を及ぼす精神疾患です。症状は軽度から重度まで様々で、日常生活や仕事に支障を来すことがあります。主に以下の5つのパターンに分類されます。

躁エピソード(Manic Episode)

  • 躁エピソードでは、通常よりも活発になり、落ち着きがなくなります。会話は速く、話題が次々に変わり、時に意味が通らなくなることがあります。攻撃的、興奮的、幸福感が過剰になることがあり、無敵感からリスクの高い行動(過度な性行為、浪費、ギャンブル、薬物使用など)に走ることがあります。症状は数週間から数か月続くことがあります。

抑うつエピソード(Depressive Episode)

  • 躁エピソードの後に現れる抑うつエピソードでは、興味・関心の喪失、イライラ、不安、悲しみ、絶望感が主な症状です。重度のうつ状態では自殺念慮や自殺未遂が見られることがあります。具体的な痛みの訴え、集中力の低下、食欲不振も伴うことがあります。低躁後に起こる抑うつは特に重症化しやすいです。

低躁(Hypomania)

  • 低躁は躁の軽度版で、数日間続くことが多く、日常生活への支障は比較的少ないです。エネルギーが増し、気分が不安定でイライラしやすく、衝動的になることがありますが、短期間で多くの仕事や課題をこなす生産性の高さが見られます。

重度躁(Severe Mania)

  • 重度躁は通常の躁エピソードに加えて、精神病的症状(妄想、幻覚)が現れることがあります。自分が超能力を持っている、非常に裕福である、あるいは有名だと信じ込むことがあり、統合失調症と誤診されることもあります。

急速循環(Rapid‑Cycling)

  • 急速循環型は1年に4回以上、あるいは1週間以内に複数回のエピソードが交互に現れます。気分の変化が非常に速く、幸福感→怒り→抑うつと短時間で移り変わります。特に女性に多く、思春期中盤に初めて現れるケースが報告されています。

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