双極II障害(双極性障害II型)

概要

双極II障害は、うつ状態と軽躁状態(ハイポマニア)が交互に現れる精神疾患です。激しいマニアに至らないため比較的軽度と考えられますが、症状は深刻です。

原因

双極性障害は脳内の神経伝達物質バランスの乱れによる「化学的」な疾患とされ、外部要因が直接の原因ではありません。多くは10代後半から20代前半に発症し、50歳以降に初めて現れることは稀です。家族歴が重要なリスク要因で、遺伝的要素が強く関与しています。

症状

うつエピソードでは、興味・関心の喪失、体重変化、睡眠障害、集中力低下、時に自殺念慮が見られます。軽躁エピソードでは、気分が高揚し、生産的で社交的になるものの、過度な支出や衝動的な行動に走りやすくなります。エピソードがない期間は比較的正常な生活が送れます。

治療法

根治はなく、薬物療法と心理療法で症状のコントロールを目指します。リチウム、抗うつ薬、抗精神病薬などが用いられ、早期治療が予後を改善します。重症例では自傷防止のため入院が必要になることもあります。家庭環境が不安定だと回復が妨げられることがあります。

注意点

双極II障害は不安障害やうつ病と誤診されやすく、適切な治療が受けられないと症状が悪化します。また、化学的な性質のため完治は難しく、症状は周期的に再発する可能性があります。

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