メンタルヘルス評価とは
メンタルヘルス評価は、心理士、精神科医、一般医、ソーシャルワーカーなどが、個人の精神的なニーズを把握するために用いる一連のツールです。質問形式やタスク実施を通じて、うつ病・不安障害・ADHD・自閉症などの診断や、アルコール・薬物乱用、 自殺リスクといった危険度の評価を行います。これらは、病院やケアセンターでの総合的なケア必要性判定に組み込まれ、家族歴・既往歴・過去の診断結果と併せて利用されます。
グローバルメンタルヘルス評価ツール
このツールは、10〜15分で完了できるコンピュータベースの自己評価です。多数の精神疾患の可能性と自傷リスクを同時に測定し、診断の予測精度が高いことが実証されています。主にプライマリケア医が症状を訴える患者に提供し、結果に基づく紹介状を自動生成して精神保健専門家へ持参できるようにします。
うつ病自己評価(Mayo Clinic)
Mayo Clinic が提供するオンライン自己評価では、10項目の質問に答えるだけでうつ病リスクを概算できます。食欲不振や睡眠障害といった身体的症状から、友人や家族との交流が減少しているかといった対人関係の変化まで幅広くカバーしています。このツールは、リスクが疑われる人が専門家による詳細な診断を受けるきっかけとなるよう設計されています。
SAD PERSONS評価
SAD PERSONS は自殺リスクを評価するためのチェックリストで、以下の項目の頭文字から名付けられています。
- Sex(性別)
- Age(年齢)
- Depression(うつ状態)
- Previous attempt(過去の自殺未遂)
- Ethanol(アルコール)乱用
- Rational thought loss(合理的思考の欠如)
- Social supports lacking(社会的支援の不足)
- Organized plan(具体的な計画)
- No spouse(配偶者不在)
- Sickness(重大な疾患)
各項目を評価し合計点を算出することで、専門家が適切な支援や介入のレベルを判断するための出発点となります。また、質問は自殺リスクについて自然に会話へ導くための話題提供にも役立ちます。
