政府が提供するメンタルヘルスケア支援プログラムとは?
身体の健康と同様に、心の健康も同じくらい重要です。限られた経済力の人々でも必要なメンタルヘルスケアを受けられるよう、各国政府はさまざまな支援プログラムを用意しています。これらの制度は、精神科医や心理士、神経科医、セラピスト、カウンセラーなどの専門家による治療費をカバーします。
Medicare(メディケア)
メディケアは連邦政府が運営する保険制度で、主に65歳以上の高齢者を対象としています。パートAは入院や救急医療などの「病院」費用を、パートBは在宅医療や看護、医療機器などの「医療」費用をカバーします。パートBにはメンタルヘルス治療費も含まれ、2023年時点で年額$155の自己負担額(デダクティブル)と、治療費の45%のコペイが必要です。この自己負担は将来的に段階的に減少する見込みです。
Medicaid(メディケイド)
メディケイドは州政府と連邦政府が共同で運営するプログラムで、低所得者や資産が限られた人々に医療給付を提供します。メディケイドはメンタルヘルス治療も対象としていますが、州ごとに適用範囲や給付内容が異なるため、利用できるサービスは居住地によって変わります。
Social Security(社会保障)
社会保障局が提供する支援は主に2つあります。
- Supplemental Security Income(SSI):障害のため就労が困難な人に対し、生活費を補助する給付です。
- Social Security Disability Insurance(SSDI):過去に社会保障税を支払っていた障害者が対象で、障害の程度が働くことを妨げる場合に給付が支給されます。
いずれの給付も、メンタルヘルス治療費を直接支払う保険とは異なり、毎月一定額が支給される「フラットレート」方式です。治療費の実費負担は自己負担分が残りますが、収入が限られる中で生活の安定を図る重要な支援となります。
