強迫性障害(OCD)の最新薬物治療
強迫性障害(OCD)は世界で最も一般的な精神疾患のひとつです。1960年代にクロミプラミンが有効であることが判明して以来、さまざまな新薬が開発・販売されています。
OCDの薬物治療
- 現在最も一般的に処方されている薬剤は、アナフラニル(クロミプラミン)、ルボックス(フルボキサミン)、パキシル(パロキセチン)、プロザック(フルオキセチン)、ゾロフト(セルトラリン)、エフェクサー(ベンラファキシン)などです。
治療抵抗性
- 一部の患者は標準薬物療法に反応しないことがあります。新薬の研究や、複数薬剤の併用(“カクテル”)が進められています。
Seroquel(クエチアピン)併用
- 2005年7月のJournal of Clinical Psychopharmacologyに掲載された小規模研究では、治療抵抗性の21例のうち一部でSeroquelとSRI薬の併用が有効である可能性が示されました。ただしサンプルが小さく、確固たるエビデンスとは言えません。
Zyprexa(オランザピン)併用
- UCLA臨床部門の研究では、SSRIとZyprexaの併用により、18〜65歳の26例のうち46%が症状改善を示しました。
Zofran(オンダンセトロン)
- 抗嘔吐薬として知られるZofranは、OCD患者の不安軽減に一定の効果があると報告されています。2003年9月のJournal of Psychiatryの研究では、8名中3名(37%)が有意な改善を示しました。
専門医への相談
- 薬物治療を開始する際は、必ず精神科医や専門医と相談してください。個々の反応や副作用は異なるため、適切なモニタリングが必要です。
