薬に頼らないADHD(ADD)対策とその効果
注意欠陥障害(ADD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、欧米で生涯にわたる障害として広く認識されています。成人になっても診断が遅れがちで、うつ病、物質乱用、反社会的パーソナリティ障害などの併存症が見られます。これらは別個に治療されることが多いですが、根本のADD/ADHDを改善すれば、他の症状も軽減されることが多いです。
ADD・ADHDの基礎
- 診断はDSM‑IV(精神障害の診断・統計マニュアル第4版)に基づく行動チェックリストで行われます。
- 主な症状は注意持続の困難、課題の途中で投げ出すこと、衝動性、過度の活動性です。
- 症状が軽度の場合、見過ごされて治療が受けられないことがあります。
薬物治療の現状
- 従来の医療は、覚醒作用のある精神刺激薬、血圧降下薬、抗精神病薬、抗うつ薬など、異なる薬剤クラスを組み合わせて症状を抑えます。
- これらは症状を緩和しますが、根本原因を解決するわけではありません。
- リタリンなどの強力な薬は長期使用が前提で、チックや成長阻害などの副作用が報告されています。そのため、薬を拒否する保護者も少なくありません。
- 幸い、薬に頼らない代替治療法が存在します。
薬に頼らない生活術
- 薬を使用しないからといって治療しないわけではありません。適切な支援がないと、社会的・心理的適応障害が深刻化します。
- 代替療法の例:
- バイオフィードバック
- マッサージ(10日間連続で1日15分)で集中力向上が確認されています
- 催眠療法・イメージトレーニング
- 食事と運動による不安軽減
新たな視点と非侵襲的治療
- 現在、頭部に柔らかい帽子を装着し電極で脳波を測定する非侵襲的手法で脳の状態をマッピングできます。
- ADHD・ADDの患者はθ波(シータ波)が過剰に出やすく、脳が覚醒不足の状態にあります。ADHDでは過剰なθ波に対抗しようとして過活動が現れます。
- 薬物は覚醒を促すことで過活動を抑えますが、バイオフィードバックなどの非薬物療法でも同様の効果が得られます。
- 30年以上の研究で、非侵襲的バイオフィードバックは脳波を最適な状態に再訓練し、ADHDを効果的に改善できることが示されています。
- 保存料・精製炭水化物・過剰な肉類を控え、必須脂肪酸や抗酸化物質を多く含む食品を摂取する食事も有益です。
- 治療は専門のバイオフィードバック臨床家が満足するまで継続することが重要で、改善は早期に見られますが、40〜80回のセッションが必要とされます。保険適用外が多いものの、完了後は継続的な治療が不要になるケースもあります。
