セロクエル(クエチアピン)離脱と副作用の全体像
セロクエルはアストラゼネカ社が販売する抗精神病薬、クエチアピンフマル酸塩のブランド名です。統合失調症や双極性障害の治療に用いられますが、さまざまな副作用が報告されており、服用中止を検討する患者も少なくありません。
服用中止の理由
患者がセロクエルの服用をやめる主な理由は、薬の効果に不快感を覚える、症状が改善したと感じて完治したと思い込む、あるいは副作用が重篤であると感じることです。
主な副作用
- めまい、眠気、低血圧
- 体重増加、血中コレステロール上昇、血糖値上昇や糖尿病のリスク
- 錐体外路症状(遅発性ジスキネジア)や神経遮断性悪性症候群などの中枢神経系障害
- 特に高齢者での認知症治療にオフラベル使用した場合、致命的な心血管イベントのリスクが高まります
離脱時の症状
医師の管理下で徐々に減量することが推奨されます。急に中止すると、以下のような離脱症状が出やすくなります。
- 吐き気・嘔吐
- 不随意の筋肉運動(ジスキネジア)
- 不眠症
不眠症との関係
一部の医師は睡眠障害のオフラベル治療としてセロクエルを処方しますが、離脱後にリバウンド性の不眠が生じ、最長で3週間以上続くことがあります。
基礎疾患の再発リスク
セロクエルを中止すると、統合失調症の妄想や幻覚、双極性障害のうつ状態や躁状態が以前よりも強く再発する可能性があります。
