セントジョーンズワート(St. John's Wort)

セントジョーンズワートは、うつ症状の緩和に最もよく用いられるハーブのひとつです。MAO(モノアミン酸化酵素)を阻害し、セロトニン・ノルエピネフリン・ドーパミンといったモノアミンの濃度を高めます。モノアミンが低下すると抑うつと関連するとされているため、MAO阻害作用はうつ病の改善に寄与します。

リコリス(甘草)

甘草は「甘い根」とも呼ばれ、MAO阻害成分を多く含むため、手軽にうつ症状を和らげることが期待できます。また、ストレス軽減効果も報告されています。

高麗人参(Ginseng)

免疫力向上に広く利用される高麗人参は、ストレスを緩和する働きがあり、ストレスが原因となるうつ病の予防・改善に役立ちます。

イチョウ葉(Ginkgo biloba)

イチョウ葉は脳血流を改善し、特に高齢者においてうつ症状の軽減が報告されています。血行改善によって精神状態が安定しやすくなります。

バレリアン(Valerian)

うつ病は不眠や疲労といった悪循環を伴うことがあります。バレリアンは睡眠導入作用があるため、これらのサイクルを断ち切る手助けになります。ただし、長期使用は逆に抑うつを悪化させる可能性があるため注意が必要です。

ハーブブレンド

うつ病の原因や症状に応じて、直接うつ症状を緩和するハーブと、二次的な症状(ストレスや睡眠障害)を改善するハーブを組み合わせたブレンドが用いられます。複数の作用を同時に得られる点がメリットです。

使用上の注意

ほとんどのハーブは副作用や医薬品との相互作用が報告されています。特に抗うつ薬や血液凝固薬を服用中の方は、専門家に相談した上で使用してください。