着る色は気分に影響を与えるのか?
服を選ぶとき、気分に合わせて色を選んだ経験はありませんか?たとえば、フリルな気分のときは赤いドレスを選ぶ…というように、気分が色の選択に影響するのは当然です。しかし、逆に着ている色が私たちの感情や行動に影響を与えるという研究結果もあります。
生物学的な色の好み
他者が身に着けている色に反応し、それが自分の感情や行動に影響を与えることがあります。哺乳類(人間を含む)では、例えば女性は排卵期に皮膚が赤くなり(ピンクがかる)男性はその赤みを魅力的と感じます。女性は相手の関心を感じ取り、自信が高まります。2010年に『Journal of Evolutionary Psychology』に掲載された研究では、実際に色が見えなくても、赤い服を着ていると評価が高くなることが示されました。
基本色(プライマリーカラー)
赤・黄・緑・青・紫といった基本色は、ポジティブな感情を呼び起こす傾向があります。ジョージア大学の研究者が98人の大学生に色を見せたところ、これらの色を見ると多くの人がポジティブな感情を報告しました。特に緑は、自然に多く存在し、リラックスや安心感と結びつきやすいとされています。
中間色
黄色がかった赤や緑がかった黄、青がかった緑、紫がかった青、赤がかった紫などの中間色は、自然界では基本色ほど頻繁に見られません。その中でも黄色がかった緑は、最もポジティブな反応が少なく、嘔吐物に似ていると感じる人が多いという結果が出ました。
無彩色(アクロマティックカラー)
黒・灰色・白も一定の感情を引き起こしますが、基本色ほど強くはありません。黒は権力や威厳を、白は清潔感や純粋さを、灰色は落ち着きや安定感を象徴すると考えられています。
