記憶偽装テストの実施手順
マリングとは、心理検査の結果を偽り、金銭や報酬など不当な利益を得ようとする意図的な嘘です。DSM‑5 では、金銭的利益、刑事罰の回避、拘束からの脱出などを目的に、精神的・身体的症状を装う行為と定義されています。
必要なもの
- 形状が異なる 3 つの図形
- 数字 3 つ
- アルファベット 3 文字
- ローマ数字 3 つ
- 白紙
手順
- 上記の 4 種類(形・数字・文字・ローマ数字)をそれぞれ 3 個ずつ選び、覚えやすく単純なものにする。簡単な刺激は被検者に「失敗しにくい」印象を与え、偽装が疑われやすくなる。
- 白紙に黒ペンで、5 行 3 列になるように配置する。文字は大きく書き、紙全体に埋め尽くす。
- 被検者に「このページにあるすべての項目を正確に記憶してください」と説明し、テストが難しいことを強調する。15 秒間見せた後、紙を回収する。
- 記憶テストを実施し、忘れた項目数を採点する。研究では、視覚的に提示された一般的な項目は、重度の脳損傷者でも 75% 以上記憶できるとされている。被検者が 75% 未満しか覚えていない場合、偽装の可能性がある。
