子どものリスク行動の危険性

リスク行動とは

リスク行動とは、個人に重大な怪我や健康被害をもたらす可能性が高い行為のことです。ギャンブル、飲酒・薬物使用、無防備な性行為、暴力行為などが代表例です。子どもにおいても様々な要因でリスク行動が見られます。

仲間からのプレッシャー

学齢期の子どもは、仲間からのプレッシャーがリスク行動を引き起こす大きな要因です。1984年に"American Journal of Public Health"に掲載された研究では、5年生から8年生の771名を対象に、仲間からの挑戦や「やってみろ」といった圧力が最も多く報告されました。約半数の挑戦は、子ども自身や他者が怪我や危険な習慣に陥る可能性があるものでした。

性別による違い

リスク行動の内容は、年齢が上がり思春期に入ると性別によって顕著に異なります。中学1〜2年生の子どもを対象とした研究では、男子は身体的暴力への挑戦を受けやすく、女子は性的な行為への挑戦を受けやすいことが示されました。いずれの行動も身体的・精神的な危害を伴う可能性があります。

親の認識と子どものリスク

2005年にカンザス大学臨床児童心理学プログラムが実施した研究では、子どもの気質や脆弱性に対する親の認識と実際のリスク行動との関係が調査されました。"Journal of Pediatric Psychology"に掲載された結果によると、活発で脆弱性が低いと親が評価した子どもは、家庭内シミュレーションでリスク行動を示す確率が高かったと報告されています。これらの子どもは家庭内での怪我のリスクが相対的に高いと考えられます。

精神的要因

過度のリスク行動は、潜在的なメンタルヘルスの問題を示すことがあります。例えば、リアクティブ・アタッチメント障害(幼少期の養育者との結びつきが不十分な状態)を抱える子どもは、自己や他者への暴力、放火、見知らぬ人に対する抑制の欠如といった危険行動を示すことがあります。また、摂食障害なども身体的危害のリスクが高い行動とみなされます。子どものリスク行動が心配な場合は、専門医に相談してください。

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