依存症とメンタルヘルスカウンセラーが取り組む課題
精神疾患と物質乱用は密接に関連しており、区別が難しいことが多いです。カナダの薬物乱用センターの報告によれば、依存症治療を受けている人の半数が精神的な問題を抱えており、逆に精神疾患で治療を受けている人の15~20%が物質乱用の経験があります。近年では、物質乱用の背景に潜む精神疾患に焦点を当てた治療が増えています。
依存症
依存症がコントロールされていない状態で精神疾患を治療するのは困難です。アルコールや薬物は気分や精神状態を変化させるため、影響下にあると正確な評価ができません。そのため、多くのカウンセラーは解毒プログラムと併用し、患者が自らの依存歴やそれに伴う行動・結果を見つめ直す支援を行います。
不安障害
カウンセラーは認知行動療法(CBT)を用いて不安を扱うことが一般的です。クライアントには不安やパニックのエピソードを記録させ、症状と闘うのではなく受容する姿勢を促します。数回のセッションで進捗を確認し、必要に応じて目標設定やリラクゼーション技法の習得、生活上の他の課題の検討も行います。
うつ病
うつ病も不安障害と同様に、物質乱用が原因であったり、逆に乱用を助長したりすることがあります。患者は抑うつ感を和らげるために飲酒や薬物に手を出すことがありますが、結果的に症状は悪化します。カウンセラーは必要に応じて医師への紹介を行い、薬物療法の可能性を検討します。同時に、根底にある問題や感情を掘り下げる支援を提供します。
