小児における認知症の兆候と症状
認知症は認知機能の進行性低下を指し、記憶・認知・言語・判断力など複数の脳機能が障害されます。高齢者に多いと考えられますが、子どもでも様々な原因で認知症が起こります。
症状
- 記憶力の低下や集中力の欠如。
- 自分がどこにいるか、時間の概念がわからなくなる。
- 言葉がうまく出ず、他者の意図を理解しにくくなる。
- 以前はできていた簡単な作業や問題解決ができなくなる。
- 気分の変動、感情の爆発、抑うつなどが頻繁に見られる。
- 発語が不明瞭になり、興奮・偏執・幻覚といった行動問題が現れる。
- 最終的には排泄や排尿など身体機能の制御が失われることもある。
同様の症状を示す疾患は多数あるため、最終的な診断は脳画像検査で行われます。
原因
- 感染症、外傷、脳腫瘍、ビタミン欠乏、毒性物質の摂取など、年齢に関係なく認知症を引き起こす要因。
- 小児特有の疾患として、バッテン病、カナバン病、ハンチントン病、ニーマン・ピック病、レット症候群、ラフォラ小体病、前頭側頭型認知症、タヤ・サックス病、アレクサンダー病、ラスムッセン脳炎、HIV関連認知症、シールド病、分解性障害、代謝異常などが挙げられます。
治療
- 原因が感染症や腫瘍、ビタミン欠乏、代謝異常などの場合は、外科的処置や抗生物質、ビタミン補給、代謝調整薬などで改善が期待できる。
- 抑うつや不安に対しては、気分安定薬や刺激薬が使用されることがあります。
- 混乱を悪化させる可能性のある抗コリン薬、鎮痛薬、シメチジン、リドカインなどの薬剤は中止または代替が検討されます。
