家族が介入する具体的な手順とポイント
介入とは
介入は、家族や友人など数名が協力し、危険な行動や依存症に陥っている本人に対し、問題を認識させ、適切な支援や治療を受けさせることを目的とした正式な試みです。対象となる行動は、薬物、性、ギャンブル、過食、インターネット依存など多岐にわたります。通常、介入はグループ全員が同時に本人に向き合い、順番に本人の行動について語り、治療への具体的なステップを提示します。
必要なもの
- 介入を専門とする訓練されたプロフェッショナル
- プライベートな空間
手順
介入の準備
- メンバー選定:本人をよく知り、影響力のある大人3〜6名を集めます。親族や友人など、本人の変化や行動が自分に与えた影響を具体的に語れる人が適切です。
- 専門家との相談:薬物依存カウンセラーやセラピストなど、介入経験のある専門家と面談し、伝え方や話し方のテクニックを学びます。
- メッセージ作成:本人への伝え言葉を文章にするか暗記し、関心と心配を率直に伝え、行動が自分に与えた影響を具体例で示します。
- 反論への備え:本人が示すであろう否認や言い訳を予測し、対策となる回答や反論を事前に用意します。
- 行動ルールと結果の設定:本人が守るべき行動指針と、違反した場合の具体的な結果(例:再度飲酒すれば家を出てもらう)をリスト化します。
- リハーサル:専門家の指導のもと、少なくとも一回は全員で介入のリハーサルを行い、役割分担や話し方を確認します。
- 治療先の確保:介入後すぐに本人が入院やリハビリ施設など治療を開始できるよう、事前に予約や手続きを済ませておきます。
介入の実施
- 開始:全員がプライベートな場所に集まり、本人に対し「あなたを大切に思い、健康を心配している」と伝えます。
- 問題認識の促し:本人に問題があることを認めさせます。拒否された場合は、順番に各自の体験や影響を語ります。
- 具体的な行動指針と治療要請:事前に作成した行動指針を提示し、即座に治療を受けるよう要請します。
