ナルシシズムと反社会性パーソナリティ障害の概要
診断
人格障害は医師が詳細な問診を行った上で診断します。診断基準はDSM‑IV(精神障害の診断・統計マニュアル)に掲載されており、医師はこのマニュアルを参照して診断を下します。
ナルシシズムの症状
自己重要感や優越感が過剰に強く、他者からの称賛を当然の権利と考える傾向があります。実績よりも「自分は特別だ」という感覚に基づき、過度な注目を求めます。多くの場合、強大さや魅力、成功を空想し続けます。
反社会性パーソナリティ障害(ソシオパシー)の症状
他者の感情や権利を軽視し、長期にわたって無視する行動パターンが見られます。共感や罪悪感が乏しく、社会のルールは自分には適用されないと考えます。イライラしやすく、無責任な行動が特徴です。
重複する症状
両方の障害を併せ持つ人は、人間関係を維持するのが困難で、感情が乏しく見えることがあります。
治療と予後
多くの患者は「問題は他人にある」と考えるため治療を受けにくいです。現在、根本的な薬物療法は存在しませんが、長期的な心理療法により症状の軽減が期待できます。認知行動療法(CBT)も有効とされています。
