危機介入の7つのステップ

危機が発生した際の適切な対応は、生死を分ける重要な要素です。危機とは、急激な変化や予期せぬ出来事により、感情的なストレスや外傷を伴う不安定な状態を指し、即時の介入が求められます。2005年にAllen R. Roberts博士とAllen J. Ottens博士が提案した危機介入モデルは、7つの主要なステップで構成され、誰でも実践できるよう設計されています。

1. 危険度と緊急のニーズを評価する

まず、対象者が自他に対して危害を加える可能性や、幻覚などの精神症状があるかを確認します。危険が認められた場合は警察に通報し、必要に応じて強制入院を検討します。危険がない場合は、医学的・心理的状態や社会的環境(家族や友人の支援)を総合的に評価します。

2. 協働的関係を築く

できるだけ早く信頼関係を構築することが重要です。相手が安心して話せるようにし、状況や感情を率直に語ってもらえる環境を整えます。

3. 問題と原因を特定する

危機の根本的な問題やそれに至った出来事を明らかにします。具体的に何が起こったのか、どのような要因が関与しているのかを一緒に探ります。

4. 感情と感覚を探る

相手が抱える感情を自由に表現できるよう促します。感情を言語化することで、解決への糸口が見えてくることがあります。

5. 代替案と新しい対処法を考える

可能な選択肢や新たな対処スキルを提示し、実行可能な解決策を共に検討します。必要に応じて、ホームレス支援施設やDVシェルターなどの外部機関への紹介も行います。

6. 行動計画を選択する

検討した選択肢の中から、最適な行動計画を決定し、具体的なステップを設定します。目標達成に向けたサポートを提供します。

7. フォローアップを計画する

定期的なフォローアップやブースターセッションの日時を設定し、進捗を確認します。追加の紹介や支援が必要な場合は、適宜対応します。

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