双極性障害治療に用いられる抗てんかん薬

双極性障害は日常生活に大きな影響を与えますが、適切な治療と薬物療法により症状をコントロールできます。抗発作薬は脳内の電気活動を安定させ、神経伝達物質グルタミン酸の放出を調整することで、患者の全体的なメンタルヘルスを支援します。

科学的背景

グルタミン酸は神経細胞に蓄えられた興奮性の化学物質で、電気信号が蓄積されると放出され、他の神経細胞を刺激します。過剰または不足したグルタミン酸はてんかんや精神不安定の原因と考えられています。

Lamictal(ラミクタール)

双極性障害患者に最も頻繁に処方される抗発作薬はLamictal(一般名:ラミトリジン)です。

Lamictalによる皮膚発疹

一部の患者では、Lamictal使用開始後2〜8週間以内に重篤な皮膚発疹が出ることがあります。放置すると入院が必要になる場合や、稀に死亡に至ることもあります。特に小児や高齢者に多く見られます。

Trileptal(トリレプタル)

Lamictalにアレルギー反応を示す患者には、代替薬としてTrileptal(一般名:カルバマゼピン)が使用されます。

その他の抗発作薬

双極性障害の治療に用いられる抗発作薬は大きく3つのカテゴリーに分けられます。

  • バルプロ酸系:デパコート(Depakote)やスタヴゾール(Stavzor)など。
  • カルバマゼピン系:エプティオール(Eptiol)、テグレトール(Tegretol)、トリレプタル(Trileptal)など。
  • ラミトリジン系:ラミクタール(Lamictal)など。

また、Neurontin(ガバペンチン)も双極性障害に使用されますが、上記3カテゴリには属しません。

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