うつ病に対するアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の概要
言語が非生産的な思考を導く仕組み
認知行動療法と同様に、受容とコミットメント療法(ACT)では、クライアントの頭の中で繰り返される思考のテープを評価し、過去の特に否定的な出来事に基づく判断やステレオタイプが、非生産的な行動パターンに陥らせる様子を探ります。これらのネガティブなシナリオは自己成就的予言となり、無力感や不安、抑うつ感情を増幅させます。
ありのままを受け入れる
ACTのセラピストは、うつ病や多くの心理的困難は、痛みを伴うと予想される出来事を回避しようとすることに起因すると考えます。受容は問題に屈することではなく、積極的な行動へと備えることです。問題を受け入れ、徹底的に検証することで変化が可能になると説きます。
マインドフルネスの実践
マインドフルネスは、瞬間瞬間の体験を評価せずに観察する技法で、ACTでは感情と出来事の間にスペースを作り、過去の経験ではなく現在の状態に基づいた行動を促します。また、不安などの不快な感情に対する耐性を高め、抑うつクライアントが自分の気分をよりコントロールできるよう支援します。
価値観の探求
ACTのセラピストは、様々なエクササイズを通じてうつ病患者が自分の価値観を明確にできるよう導きます。確固たる価値観があれば、内なる対話が示す「すべき」ことではなく、核心的な信念に基づいた行動計画を立てられます。外部から押し付けられた価値観ではなく、自己の価値観に沿って行動することで、患者はコントロール感を育みます。
変化へのコミットメント
ネガティブな思考パターンへの挑戦と、現在の状況の受容・マインドフルな検証を経た後、ACTの患者は価値観に基づく行動を取る準備が整います。エンパワーメントされた状態でのコミットされた行動は、うつ状態の根源となる古い行動パターンを打破し、新たな視点で人生を捉える手助けとなります。
