注意欠陥障害(ADD)と強迫性障害(OCD)の治療
注意欠陥障害(ADD)と強迫性障害(OCD)は、日常生活の質を低下させる慢性の精神疾患です。ここではそれぞれの特徴と、主な治療法、生活習慣の工夫について解説します。
ADD(注意欠陥障害)の特徴
- ADHD の中でも「注意不注意型」と呼ばれ、持続的な注意散漫が主症状で、過度の多動性や衝動性は目立ちません。
ADD の治療法
- 認知行動療法(CBT)や各種心理療法、ソーシャルスキルトレーニング、サポートグループが利用されます。
- 薬物療法としては、アデロール(メチルフェニデート)などの刺激薬が一般的です。
- 症状や生活環境に応じて、複数の治療法を組み合わせることが推奨されます。
OCD(強迫性障害)の特徴
- 不合理で繰り返し現れる強迫観念(obsessions)と、それを抑えようとする強迫行為(compulsions)が主な症状です。
- 強迫観念を無視しようとすると、逆に不安やストレスが増幅します。
OCD の治療法
- 抗うつ薬(SSRI)などの薬物療法が第一選択です。
- 認知行動療法の一つである「曝露・反応妨害(ERP)」が効果的です。
- 重症例では、深部脳刺激(DBS)、電気けいれん療法(ECT)、入院治療などが検討されます。
生活習慣の改善などの追加的対処法
- ADD の場合、毎日同じ時間に起床・就寝する規則正しい生活リズムが症状緩和に役立ちます。
- OCD の場合、アルコールや違法薬物の摂取を避けることで症状の悪化を防げます。
