セレクサ(Celexa)とレクサプロ(Lexapro)の違いとは

歴史

製薬会社ルンドベックは、1989年にうつ病治療薬としてセレクサ(Celexa)を開発しました。特許が2003年に切れた後、ジェネリック医薬品として販売されました。一方、同社は1997年にエスシタロプラムの純粋体であるレクサプロ(Lexapro)を開発し、2002年に米FDAのうつ病適応で承認、2003年に全般性不安障害(GAD)でも承認を受けました。


作用機序

レクサプロはエスシタロプラム(S-エナンチオマー)の単一体で、セレクサはエスシタロプラムとR-シタロプラムの混合物です。研究では、R-シタロプラムがエスシタロプラムのトランスポーター結合を阻害することが示されており、レクサプロは単独でより高い薬効を示すと考えられています。


適応症・使用目的

両薬は主に大うつ病性障害(MDD)と全般性不安障害の治療に用いられます。セレクサは体性異常症(Body Dysmorphic Disorder)にも使用されることがありますが、臨床試験ではレクサプロの方が耐容性・有効性で優れると報告されています。


副作用

セレクサの代表的な副作用は、疲労感、口渇、幻覚、発汗増加、振戦、視覚障害、頭痛、不眠、吐き気、めまい、下痢、血圧変動、女性の無射精、男性の勃起障害などです。

レクサプロも上記と類似した副作用に加えて、筋硬直、心拍不整、発熱、反射亢進、集中困難、協調運動障害、痙攣、記憶障害、呼吸浅快、混乱、食欲不振、嘔吐、めまい、眠気、胃腸障害、体重変化、いびきなどが報告されています。


相互作用と注意事項

セレクサ・レクサプロいずれを服用している場合でも、セントジョーンズワートとの併用は医師の管理下で慎重に行う必要があります。また、MAO阻害薬(MAOI)との併用は禁忌であり、薬剤の服用前後最低2週間は避けるべきです。

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