モチベーショナル・インタビューの変化をグラフ化する方法
モチベーショナル・インタビューは、スティーブン・ロールニックとウィリアム・R・ミラーが開発した治療技法です。Behavioural and Cognitive Psychotherapy誌では「クライアント中心の指示的カウンセリングスタイルで、クライアントが曖昧さを探求し解決することで行動変容を促す」と定義されています。この手法は、薬物乱用、摂食障害、犯罪行動、危険な性行為など、さまざまな問題行動への介入に用いられます。クライアントが曖昧さを解消すると、変化の段階(ステージ)を順に進みます。現在のステージを把握すれば、変化をグラフ化できます。
必要なもの
- ステージ・オブ・チェンジ表(参考文献参照)
- ペン
- 紙
手順
- ステージを理解する。 前熟考期(precontemplation)では行動が問題だと認識していません。熟考期(contemplation)では変化したいか迷っています。準備期(preparation)では変化の計画を立て始めます。実行期(action)では計画を実行し行動が変わります。維持期(maintenance)では新しい行動を維持し、旧習慣に戻らないよう努めます。再発期(relapse)では問題行動に戻ります。
- 各面接で評価する。 すでにステージについて話し合っている場合は、クライアント自身に現在のステージを尋ねます。また、発言や最近の行動から推測することもできます。例:クライアントが「家での禁煙ルールが守られない」と不満を述べる場合、禁煙を考えている熟考期と判断できます。
- 結果を記録し、グラフ化する。 クライアントの現在のステージをチャートに記入し、使用した面接技法(例:抵抗に乗る「roll with resistance」や共感的傾聴)も併記します。ステージが進むこと自体が前進であり、問題行動が続いていても評価します。
