虐待を受けた子どもへの支援に活かす遊び療法の実践ガイド
遊び療法は子どもとよく使われるアプローチで、様々な経験や心的外傷に対応できます。特に身体的・性的虐待を受けた子どもに対しては、遊びを通じて思いや感情を安全に表現させることが可能です。
必要なもの
- プライベートな部屋(閉鎖的で安全な空間)
- クレヨン
- マーカー
- 粘土
- 絵の具
- 人形
- ぬいぐるみ
- おままごと用のキッチン用品
- 玩具の銃
- ブロック
手順
- 対象は3歳から8歳(または同等の認知レベル)で、身体的または性的虐待を受けた子どもとし、必要な材料をプライベートな部屋に用意します。すべての道具は子どもが取りやすい位置に配置します。
- 待合室で子どもと合流し、事前に設定した安全な遊びスペースへ案内します。各アイテムは毎回同じ場所に置き、セッション時間(30〜60分)とルールを事前に説明します。
- 子どもが好きな道具を自由に選んで遊ばせます。指示はせず、選択を尊重します。
- 子どもの遊びを観察し、必要に応じて言葉で反映させます。子どもが言葉で表現しない場合は、行動を言語化して返すと効果的です。過去の虐待歴を踏まえ、遊びに現れる攻撃性や恐怖のサインに注意します(例:身体的虐待を受けた男の子が玩具の銃で暴力的に遊ぶ)。
- セッション終了が近づいたら、具体的に時間を告げて子どもに伝えます。
- 終了時は「片付けの時間です」「今日はここまでです」と明確に伝え、次回の予約日時を伝えて締めくくります。
- セッション後に観察内容や子どもの心理状態をメモし、今後の治療計画に活用します。
