重度の気分変動に対する治療法
重度の気分変動に悩む人は、深いうつ状態と高揚・過活動のエピソードが交互に現れます。これらは通常の安定した状態と交互に繰り返され、個々の生化学的特性や生活環境に応じた治療が必要です。主な治療手段は処方薬、ハーブサプリ、心理療法です。
識別
重度の気分変動が顕著な代表的な疾患は、双極性障害と統合失調感情障害です。双極性障害は気分障害、統合失調感情障害は精神病に分類されますが、治療法は重なることが多いです。統合失調感情障害は双極性障害と統合失調症の要素を併せ持ちます。リチウムが双極性障害の標準治療とされますが、患者によっては抗うつ薬の方が効果的な場合もあります。
リチウム治療
双極性障害と診断された場合、リチウムが第一選択薬として用いられます。錠剤、カプセル、シロップの形で服用でき、統合失調感情障害の双極性側面でも気分の安定化に役立ちます。リチウムは脳内の神経伝達物質バランスを調整し、気分変動の根本原因に働きかけます。
抗うつ薬
リチウムが効果を示さないケースでは、抗うつ薬が第二の選択肢となります。うつ症状の緩和に加えて、セロトニン、ノルエピネフリン、トリプトファン、メラトニンなどの神経伝達物質のバランスを整えます。多くの場合、抗不安薬と併用して、うつと同時に現れる興奮や落ち着きのなさにも対応します。
ハーブサプリメント
処方薬に抵抗感がある、あるいは入手が困難な場合は、ハーブサプリメントが代替手段として利用されます。FDA の承認は得られていませんが、リチウムや抗うつ薬と併用することで症状緩和が期待できることがあります。代表的なものは SAM-e、セントジョーンズワート、オメガ‑3 脂肪酸です。ただし、薬剤相互作用や副作用のリスクがあるため、必ず医師に相談してください。
心理療法
脳内の化学的不均衡だけでなく、本人の認知や情報処理の仕方が症状を悪化させます。心理療法は薬物療法と併用して、歪んだ思考パターンや感情の扱い方を再構築します。認知行動療法(CBT)や行動療法が特に有効とされています。
