感情的虐待が自尊心に与える影響

感情的・心理的虐待は、全国家庭内暴力連合が「パートナー、子ども、依存成人に対し、身体的・性的な暴力なしに、体系的に悪意ある非身体的行為を行うこと」と定義しています。身体的・性的虐待を伴う場合もありますが、単独でも深刻な影響を及ぼします。恐怖、無価値感、絶望感、対処力の低下など、自己肯定感を大きく損ないます。

恐怖

感情的虐待の被害者は、脅威だけでなく新しい状況や人に対する不安を抱きます。『誰も自分を愛さない』と教え込まれ、対人関係や学業、昇進への挑戦をためらうようになります。

無価値感

虐待は無価値感を生み、関係や幸福、成功に値しないと感じさせます。この感情は自殺念慮や薬物・アルコール依存、無防備な性行動などリスク行動につながります。

絶望感

加害者から『離れられない』と告げられると、自己効力感が失われ、将来に希望を持てなくなります。現在の虐待だけでなく、将来への不安が絶望感を深めます。

対処能力の欠如

感情的虐待は健全な対処スキルを阻害します。合理的な思考や感情調整が困難になり、同様の虐待関係に再び陥るリスクが高まります。被害を受けた女性は再び虐待的な男性と関係を結びやすく、子どもは大人になって虐待的関係に入りやすい、あるいは自らが加害者になる可能性があります。

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