自立生活スキルの目的と内容
自立生活支援コースは、発達障害を持つ人々が主流社会に統合できるよう支援し、日常生活に必要な技能を習得させることを目的としています。これらの技能は、社会が当然と考える行動や知識であり、できるだけ自立できるようにすることが目標です。
パーソナル・ハイジーン(個人衛生)
発達障害のある方は、身だしなみや入浴などで困難を抱えることがあります。自立生活プログラムでは、障害に合わせた入浴用の座席や補助具の選び方、正しい使い方を指導し、最初は支援を受けながら練習します。
住居と家事スキル
料理、買い物、掃除など、これまで支援者に任せていた生活活動を自分で行えるよう指導します。例えば、幼少期に自宅のキッチンに立てなかった自閉症の方でも、成人後は安全に調理器具を使い、栄養バランスの取れた食事を作り、食料費を予算化する方法を学びます。
社会性・コミュニケーションスキル
障害により社会から孤立しやすく、言語や非言語のサインを読み取れないことがあります。プログラムはまず自己概念の向上と自信の構築を目指し、インクルージョンの重要性を学びます。声が出せない方には、文字、手話、音声合成デバイスなど代替コミュニケーション手段を教えます。
交通手段の活用
自動車の運転が難しい場合、公共交通機関の利用方法や障害者向けのバス・シャトルサービス、家族や友人に乗せてもらう方法などを学びます。また、交通費の予算管理や移動計画の立て方、他者に依存することへのイライラや不安への対処法も指導します。
