CPRと気道閉塞:胸骨圧迫の正しい手順
CPR(心肺蘇生)と気道閉塞の応急処置は別々の手技です。以下にそれぞれの正しい手順をまとめました。
CPR時の胸骨圧迫
- 手の位置:胸の中心(乳頭の間)に片手のひらのかかとを置き、もう一方の手を重ねて指を組みます。
- 圧迫の深さ:成人は胸を最低5cm、最大6cmまでしっかりと押し下げます。
- 圧迫の速度:1分間に100〜120回、一定のリズムで行います。
- 反動:圧迫ごとに胸が完全に戻るようにし、血液が心臓に戻る時間を確保します。
気道閉塞時の応急処置
- 背部叩打法:意識のある成人が異物で気道が閉塞している場合、肩甲骨の間を手のひらのかかとで5回まで強く叩きます。叩く位置は背中上部です。
- 腹部圧迫(ハイムリック法):背部叩打法が効果がなければ、腹部に手のひらのかかとをへその上方に置き、もう一方の手で握って速く上向きに圧迫します。これも5回まで行います。
- 交互に実施:背部叩打法と腹部圧迫を交互に繰り返し、異物が除去されるか、救助者が到着するまで続けます。
どちらの手技も、適切な訓練と資格が不可欠です。未経験の場合は、認定されたCPR・応急手当講習を受講し、正しい技術を身につけましょう。
