オハイオ州の急流洪水と安全対策

気象用語

米国国立気象局(NWS)は、激しい降雨やダムの被害、雪氷の急速な融解・氷塞の崩壊が予想される場合に「洪水注意報(Flood Watch)」を発表します。注意報は最大で12時間前に出され、数時間続くことがあります。生命を脅かす可能性があるときは「急流洪水警報(Flash Flood Warning)」が発令され、河川が上昇する予測がある場合は「河川洪水警報(River Flood Warning)」が出されます。

洪水の種類

オハイオ州の緊急管理局(OEMA)は、洪水を「浅い洪水」「河川洪水」「沿岸洪水」「急流洪水」の4タイプに分類しています。

浅い洪水

農地で起こる浅い洪水。

湖や川が氾濫せず、排水がうまく行かないときに発生します。シートフロー(広範囲にわたる水の流れ)、都市・農村の排水溢れ(溝や地下室、農地など)、止水(平地に水がたまる)などが含まれます。

河川洪水

大雨によりオハイオ州内の河川がゆっくりと水位を上げ、氾濫する現象です。

沿岸洪水

エリー湖周辺の郡で、湖面が上昇し強風が吹くと発生します。

急流洪水

道路が冠水した様子。

短時間に大量の雨が降り、雨水が急速に増加することで起こります。警報が出る前に水位が急上昇し、数分で数フィートの水が流れ込むことがあります。

急流洪水の特徴

OEMAによると、急流洪水で6インチ(約15センチ)以上の流れがあると、岩や木、土、建材が基礎から流されます。水位は10〜20フィート(3〜6メートル)に達し、時にはそれ以上になることもあります。6インチの水でも人は倒れ、2フィート(約60センチ)の水になると建物や橋が破壊され、車が流される恐れがあります。

急流洪水時の安全対策

高水位の道路は走行しない。

急速に流れる水の中を歩いたり、車で走ったり、泳いだりしないでください。洪水の兆候が見えたらすぐに高台へ避難しましょう。低地や橋の下は特に注意が必要です。車は水位が1フィート上がるごとに約1,500ポンド(約680kg)相当の浮力を失います。ラジオや携帯で最新の天気情報を確認し、車にはバッテリー式の天気警報装置を常備してください。

一般的な洪水対策

オハイオ州では住宅が洪水に巻き込まれる可能性が常にあります。自宅が洪水危険区域にあるかは、郡の指定洪水プラナー管理者に問い合わせて確認してください。バッテリー式ラジオ、懐中電灯、飲料水、保存食、暖かい衣類を備えた緊急キットを用意し、避難計画を作成・訓練しましょう。また、住宅保険に含まれない洪水保険の加入も検討してください。詳細は全米洪水保険プログラム(floodsmart.gov)をご覧ください。

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