International Residential Code(IRC)の歴史
概要
International Residential Code(IRC)は、International Code Council(ICC)が策定した住宅安全のための包括的な基準です。ICCは1994年に設立され、2003年に住宅コードを含むモデルコード群を正式に公表しました。IRCは基礎構造から暖房・換気・配管・電気設備、さらには燃料装置まで、住宅建設に関わるすべての側面を網羅しています。
2009年の主な改訂
2009年に施行された改訂では、ダクトや排気システム、キッチン換気、暖房装置に関する新規規定が追加されました。特に注目すべきは、スプリンクラーシステムや一戸建て・二戸建て住宅向けの一酸化炭素(CO)検知器に関する安全基準の強化です。CO検知器は全ての睡眠エリア外に設置することが義務付けられ、スプリンクラーは消防コード全体を採用しない限り、原則として設置が必須となります。
米国各州での採用状況
IRCは制定以来、米国のほとんどの州で全部または一部が採用されています。モデルコードは州が正式に採用しなければ法的拘束力を持ちません。そのため、各州の立法機関は自州の事情に合わせて規定の一部を変更・追加する権限を有しています。
