NIMS(国家インシデント管理システム)トレーニングとコンプライアンス

国家インシデント管理システム(NIMS)とは

国家インシデント管理システム(NIMS)は、規模・複雑性・場所・原因を問わず、政府、公共・民間機関がインシデントの影響に対応できるようにする組織モデルです。共通の手順や用語を提示することで、異なる背景や管轄、専門分野の人々が統一されたガイドラインのもとに協働できます。

研修の目的

NIMSは共通用語、指揮構造、資源管理の原則を含む包括的な組織モデルです。消防署などの地域緊急サービスやオンラインで提供される研修プログラムを通じて、受講者は迅速かつ効果的にインシデントに対応できるようになります。研修内容は予防・通信・情報管理・資源管理・指揮・運用・維持管理を網羅しています。原則として受講料は無料で、雇用主が業務上の要件として支払う場合を除き、受講者への給与は発生しません。

研修コース

研修は基礎コースと上級コースに分かれます。まず受講すべきは次の2つの基礎コースです。

  • IS‑100.a(ICS‑100): インシデント指揮システム入門 – 歴史、特徴、原則、組織構造を学び、ICSとNIMSの関係を理解します。
  • IS‑700.a: NIMS入門 – NIMSの目的、原則、主要構成要素、メリットを解説します。

これらの基礎コース修了後、特定の職務に応じた上級コースへ進むことができます。

研修レベル

NIMSの研修は以下のレベルに分かれます。

  • エントリーレベル
  • 一次ライン・単一資源・現場監督者
  • 中間管理層(ストライクチームリーダー、部門監督者、緊急作業センター(EOC)スタッフ)
  • 指揮・総合スタッフ(エリアマネージャー、緊急対応マネージャー、EOCマネージャー)

すべてのレベルはIS‑100.a と IS‑700.a から開始し、上位レベルでは専門的な研修が提供されます。

専門研修

上位レベルの責任を担うために、任意で受講できる専門研修があります。雇用主や地域緊急計画委員会(LEPC)が特定の人員に受講を義務付けることもあります。内容はインシデント指揮システムの詳細や、放射線事故など特定ハザードへの対応技術などです。

研修の提供形態

研修は地域の消防署や他の緊急サービス機関、またはFEMAが運営する無料オンラインプラットフォームで受講できます。全米で統一された基準に基づくため、受講者はどこで学んでも同等の知識を得られます。

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