サバイバルでの塩水処理のヒント
塩水と脱水
米国捜索救助タスクフォースによると、野外での水の配分を賢く行うことが生存率を高めます。最初の1日は飲まず、体内にある水分を先に使い切ることが推奨されています。その後は1日の摂取量を14オンス(約410ml)から2〜8オンス(約60〜240ml)へ徐々に減らします。
絶対に塩水を飲んではいけません。塩水を飲むと体内のナトリウム濃度が急上昇し、血液中の水分が細胞から引き出されて脱水が進行します。ビル・ブライソンは「細胞は必要な水分が不足し、腎臓は過剰な塩分に圧倒されて機能不全に陥り、最終的に死に至る」と指摘しています。
脱塩(脱塩化)
簡易的なフィルターを使えば大きな粒子(重金属は除かない)を除去できます。太く丈夫な棒3本でテント型のフレームを作り、布を張って層状にし、砂と炭を交互に配置します。テントの中央にバケツを置き、そこに浸透した水が集まります。
もう一つの方法はソーラー蒸留器です。透明なビニールシートと直射日光が必要です。地面にバケツを埋め込み、バケツの周囲に塩水を流し、ビニールで覆います。蒸発した水はシートに凝縮し、最終的にバケツに滴り落ちます。
浄化
脱塩しただけでは微生物が残っている可能性があります。安全に飲むためにはさらに浄化が必要です。
最も手軽なのは蒸留です。水を20〜30分沸騰させてほとんどの微生物を死滅させます。沸騰した後、上部にビニールシートをかぶせて蒸気を集め、別の容器に凝縮させれば、塩分が除かれた清浄な水が得られます。
