火災用スプリンクラーヘッドの仕様と選び方

スプリンクラーヘッドの取り付け方式

スプリンクラーヘッドには主に以下の3種類の取り付け方式があります。

  • 立ち上がり型(Upright):天井配管の上部に取り付けられ、ヘッド内部のディフレクターが水をアンブレラ状に降らせます。
  • 振り子型(Pendulum):配管の下部に吊り下げられ、円錐形の噴流で火元に直接水をかけます。
  • サイドウォール型(Sidewall):壁面から突き出す形状で、主にホテルの客室などで見られます。水流は水平に放出され、部屋全体に広がります。
サイドウォール型スプリンクラは多くのホテル客室で使用されています。

作動温度の設定

スプリンクラは設置環境に応じて異なる作動温度で作動するよう設計されています。例えば、工場の機械室は常に高温になるため、より高温で作動するヘッドが必要です。米国消防協会(NFPA)では、作動温度を「普通(135〜170°F)」「高温」「超高温(500°F以上)」などに分類しています。

ヘッドの構造

ヘッドは金属フレーム、配管に接続するねじ付きステム、そして破壊可能な作動体(融解リンクまたはガラス球)で構成されます。作動体は設定温度で溶けるか割れ、ヘッドを開放します。ガラス球には破裂温度を示す色付き液体が入っていることがあります。また、放水オリフィスのサイズにより放出できる水量も調整可能です。

給水システム

ヘッドが効果的に機能するためには、安定した給水が不可欠です。給水は住宅用水道、専用の高所タンク、あるいは電動・ディーゼル・天然ガス駆動のポンプで供給されます。さらに、消防隊のポンプ車が接続されて圧力と流量を増強することもあります。

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