災害対策予算の立て方:効果的な計画と実行手順
災害や緊急事態に備える計画は、すべての企業にとって必須です。多くの組織では、災害対策予算は IT 予算の 2〜4% とされています。予算策定は時間と手間がかかりますが、すべてのシナリオと緊急対応に必要な資金を確保するために、詳細な検討が必要です。以下の手順で、費用項目の特定、資金源の決定、チェックリスト作成までを行い、災害時に迅速に実行できる体制を整えましょう。
災害対策予算策定の手順
災害復旧計画に関わるすべての費用を洗い出す。対象はオフサイト保管施設、光熱費、賃料、給与・人件費、保守費用、ソフトウェア・ハードウェア、外部コンサルティング(計画策定・実装)など。過去4年間の支出実績と予算を参照し、どの項目にどれだけ配分すべきか検討する。
予算に組み込む前提条件を設定する。想定される災害(洪水、台風など)とそれによる事業損失を見積もり、合理的な最悪シナリオを想定して予算を組む。
資金調達先を明確にする。本社、特定部門、または複数部門からの拠出など、どこから資金を確保するかを決める。多くの企業は IT 予算から拠出するが、事業継続に必要な金額を算出し、全ての支出根拠を説明できるように準備する。
災害対策チェックリストを作成し、予算項目を体系化する。必要な研修、マネジメント、緊急対応、復旧作業などを項目化し、予算額と根拠を明示するテンプレートを作ることで、予算策定のスピードと正確性が向上する。
作成した予算案を取締役会や IT 部門など、承認権者に提示し、災害復旧計画の妥当性と事業継続の重要性を強調して説明する。質問や指摘に対して、費用対効果やリスク軽減効果を根拠に防御できるよう備える。
以上の手順を踏むことで、災害時に必要な資金を確保し、迅速かつ確実に事業を復旧させる体制を構築できます。
