緊急時の応急処置手順
心肺蘇生法(CPR)
心肺蘇生(CPR)は、救急隊員が心停止状態の患者に対して行う最も一般的な応急処置です。8歳以上の人に対しては、専門家が適切に実施すれば大きな健康リスクはありません。
心停止が起きると心拍が止まり、脳への血流が途絶え、肺も機能しなくなります。まずは意識と呼吸の確認を行い、反応がない場合は頭部を後方に傾け、顎を上げて呼吸の有無を確認します。
呼吸がないと判断したら、鼻をつまんで口に息を2回ゆっくり吹き込みます。その後、胸部を30回圧迫し、呼吸と圧迫を交互に繰り返します。患者が意識を取り戻すか、他の救助者が交代するまで続けます。
自動体外式除細動器(AED)
AEDはCPRと併用して使用し、心臓のリズムを解析して必要に応じて電気ショックを与えます。ショック後は再びCPRを続けます。
機器を起動すると音声ガイダンスが流れ、電極パッドを患者の胸に貼ります。装置がショックが必要と判断した場合は、指示に従ってショックを実施し、完了後は再び胸部圧迫に戻ります。
専門的な訓練を受けていない人は、必ず音声指示に従い、指示外の行動は避けてください。誤った操作は二次的な傷害や死亡につながる恐れがあります。
火災緊急時の対応
火災は建物内でも屋外でも発生します。いずれの場合も、まずは安全を確保し、すぐに消防へ通報してください。
火や煙を見つけたら、決して近づかず、建物に侵入しないでください。消防隊が到着するまで待ち、指示に従います。
消防隊が現場に到着すると、状況評価の後、救助が必要な場合は救助作業を、そうでなければ消火作業を実施します。火が消えた後も、倒壊や再燃の危険があるため、専門隊員の許可が出るまで建物に立ち入らないでください。
