ガスマスクの正しい装着手順と保管・購入のポイント

マスクの装着方法

  • 鼻部を持ってマスクを外す際は、視界を妨げないよう目の部分に触れないよう注意します。アウトレットバルブを握ったり引っ張ったりしないでください。装着前にプラスチック製シール(プラグ)を必ず外しましょう。1990 年の湾岸戦争では、このプラグを外し忘れたことで13名が窒息死した事例があります。

    マスクは顔に密着させることが重要です。両手で顔パーツを均等に持ち、親指をマスク内部に入れて全体を広げます。ヘッドハーネスを掴んで引っ張らないようにし、顎ポケットに顎をしっかり収めた状態で、上部ハーネスを頭の上に掛け、パッドが頭頂部に自然に乗るように調整します。

    調整は「ぴったり」ではありますが、過度に締め付けないことがポイントです。マスクを顔に乗せたら、調整ストラップを一気に引っ張り、外側へスムーズに伸ばすようにして空気ポケットを除去し、顔に密着させます。息込み口を手で覆いながら深呼吸し、マスクが顔に吸い付くように縮むか確認してください。

保管と取り扱い

  • 装着後は、ストラップを外し、鼻部を持って頭から下向き→外側→上向きの順にゆっくりと外します。ヘッドハーネスはマスク内部に折り込むようにし、目の部分に触れないようにします。

    ガスマスクは防水性のバッグや容器に入れ、専用キャリアで保管してください。水分はカートリッジ内のフィルターを劣化させ、性能を失わせます。常に取り出しやすい場所に置き、緊急時に迅速に装着できるよう、日頃から装着練習を行いましょう。

ガスマスク購入時のポイント

  • 自分と家族が実際に試着できるモデルを選びましょう。サイズは男女・子供用に分かれており、軍用だけのものは一般向けに適さないことがあります。化学・生物兵器からの防護が認証された製品か確認し、予備のフィルターも同時に購入してください。フィルターは数時間しか有効でないため、緊急時に交換できるようにしておく必要があります。

    販売店にどのタイプのフィルターがあり、どのガスやエージェントに有効かを尋ねましょう。安価な「余剰」品は製造期限が過ぎている場合や性能が劣化していることがあるため、注意が必要です。

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