ペッパースプレーの対処法と安全対策
ペッパースプレーは、ガスマスクなどの防護具を装着していない攻撃者を一時的に無力化する効果的な防御手段です。警察や軍で使用され、市販の非致死性自己防衛用具としても入手可能です。しかし、使用時の不注意や風向きにより、無関係な通行人や子どもが被害を受ける事故が起こります。完全に効果を取り除く方法はありませんが、症状を軽減する対処法があります。
仕組み
ペッパースプレーは主に唐辛子のカプサイシンと少量の水から構成され、粘膜や皮膚を刺激します。目・口・鼻・喉・呼吸器系はもちろん、皮膚や粘膜全般に炎症を引き起こし、症状は製品により20分から2時間続きます。目や鼻が燃えるように痛み、呼吸が困難になるため、被害者はしばらく動けなくなります。
刺激を和らげる方法
可能であれば風通しの良い屋外に出て、風でスプレーを拡散させましょう。カプサイシンは乳製品(牛乳・ヨーグルト)やはちみつ、重曹で中和されます。飲み込まずに口に含んだ場合は吐き出し、鼻は軽く吹き出してください。目をこすらないことが重要です。コンタクトレンズを装着している場合は、手がスプレーに触れていなければ取り外すか、他人に手伝ってもらいましょう。
清掃方法
汚染を広げないように慎重に清掃します。コンタクトレンズは使用できないので廃棄し、手はアルコールで洗浄するとカプサイシンが除去しやすくなります。できるだけ冷たい水でシャワーを浴び、毛穴が開くのを防ぎながら皮膚のスプレーを洗い流しましょう。汚れた衣服は廃棄するか、複数回洗濯してください。
注意点・医療機関への受診
ペッパースプレーは呼吸器や免疫系に負担をかけます。慢性疾患や免疫力が低下している人は直ちに医療機関を受診してください。高齢者、子ども、妊娠中・授乳中の方、喘息や呼吸器疾患を持つ人も速やかに専門医の診察を受ける必要があります。
