アラスカ各地域の大気質状況
アラスカ州は多くの州と同様に大気質の課題に直面しています。連邦機関や地方自治体と協力し、州は主要な都市部や離島地域で問題解決に取り組んできました。州の公式機関であるアラスカ大気質部門が監視と情報提供を行っています。
アンカレッジ・マタヌスカ・スシトナ渓谷
1978年、環境保護庁(EPA)はアンカレッジ市を「非適合地域」(基準を超える大気汚染が継続的に観測された地域)に指定しました。当時の主な懸念は一酸化炭素(CO)でしたが、1996年以降は全国基準を超えていません。マタヌスカ・スシトナ渓谷では、シルト層から発生する「風による粉塵イベント」が知られています。2011年時点で、ブティ地区のPM10濃度は健康基準値35µg/m³未満の31µg/m³でした。
PM10・イーグルリバー・ジュノー
イーグルリバーはPM10の濃度が高く、非適合地域に指定されています。PM10は直径10µm以下の粒子で、呼吸器の下部に侵入しやすく健康リスクが高いです。一方、ジュノーは正式な非適合地域ではありませんが、アラスカ大気質部門はPM2.5基準に非常に近いと評価しています。ジュノーは1994年以降、PM10の基準を超えていません。
フェアバンクス
フェアバンクス市はPM2.5に関して非適合地域、COに関しては維持地域(maintenance area)です。1991年に非適合指定を受けましたが、1999年以降は一酸化炭素の基準違反は報告されていません。2000年に2年連続で違反がなかったことを受け、CO維持計画の提出が求められ、2002年にEPAの承認を得ました。ただし、当時は非適合ステータスは解除されていません。
農村部(ラural Alaska)
農村部全体で問題があるわけではありませんが、一部地域では粉塵由来のPM10が課題となっています。2011年時点で州内約36カ所が官公庁への苦情が出されたか、監視装置が設置されています。アラスカ大気質部門はこれらのコミュニティを色分けしたマップで公開し、苦情と監視の状況を区別しています。
