ロサンゼルスのスモッグはなぜ発生するのか?
スモッグは「スモーク(煙)」と「フォッグ(霧)」を合わせた語で、ロサンゼルスのような大規模な工業都市に蓄積する大気汚染です。ロサンゼルスで見られるスモッグは「光化学スモッグ」と呼ばれ、日光と自動車の排気や工業プロセスから放出される窒素酸化物(NOx)と反応性炭化水素が相互作用して生成されます。主成分は地表付近のオゾンです。
車両排出ガス
ロサンゼルスの高速道路や市街地の交通量は、ガソリン燃焼による窒素酸化物の主要な供給源です。ジョージア工科大学の調査によれば、車両やその他の移動源は大気中の反応性有機化合物の約50%、窒素酸化物の約55%を占めています。建設機械などの他の移動源も窒素酸化物の約21%を供給しています。
工業プロセス
工場や発電所からの煙やガスも大気汚染とスモッグ形成に寄与します。固定式の燃焼源(工場など)は大気中の窒素酸化物の約22%、反応性有機化合物の約50%を供給していると同大学は報告しています。
豊かな日照
ロサンゼルスは年間を通じて日照が豊富です。日光は二酸化窒素(NO₂)を窒素と酸素に分解し、原子酸素が地表付近のオゾンを生成します。これが光化学スモッグの主要因となります。
熱的逆転
熱的逆転により、温かい空気層が上空に形成され、低層大気(対流圏)に滞留した汚染物質が下に閉じ込められます。特にロサンゼルスは山に囲まれているため、スモッグが捕らえられやすくなります。
