メチルエチルケトン(MEK)の安全性と取扱い注意点

メチルエチルケトン(MEK)は、主に表面コーティング剤として使用される有機溶剤です。別名は2-ブタノン、エチルメチルケトン、メチルアセトンなど。無色の液体で、水にも容易に混ざります。

引火性の危険性

MEKは極めて引火しやすく、蒸気も液体もすぐに燃焼します。National Fire Association(全米消防協会)では、MEKは「高度に可燃性」な物質と定義しています。蒸気は遠隔でも引火し、火炎が液体へ逆流することもあるため、火気の近くでの使用は厳禁です。

健康への影響

短時間の曝露で、鼻や喉の刺激、頭痛、目の刺激、皮膚のかゆみや発赤が起こります。長期的に曝露すると中枢神経系への影響が懸念されますが、発がん性や生殖毒性については現在のところ明確な証拠はなく、さらなる研究が必要です。

安全対策

  • 換気の良い場所、できればフード付き換気装置で使用する。
  • 火気の近くで使用しない。クラスBの消火器を備える。
  • 作業中は禁煙。
  • 個人用保護具(実験用コート、保護眼鏡、耐薬品性手袋)を着用する。
  • 万一のこぼれや飛沫に備え、緊急シャワーと目洗浄ステーションの近くで作業する。

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