排水の分析
雨水モニタリング
雨水は土地や舗装面から生物学的物質を洗い流します。動物の排泄物などが混入すると、雨水中の大腸菌や腸球菌などの細菌濃度が危険なレベルに上昇し、地下水や河川、湖沼、海域を汚染する恐れがあります。また、農業からの流出や工場・住宅からの排水も雨水を汚染します。
雨水分析
米国環境保護庁(EPA)は、雨水中の細菌種(大腸菌、腸球菌)や過剰栄養分、石油系化学物質、家庭用汚染物質を測定します。対象となる化学物質にはアンモニア、塩素、カリウム、フッ化物、リン、界面活性剤(洗剤)などがあります。都市部の排水に混入した医薬品も検出され、分析対象となります。
優先汚染物質
EPAは、排水全般で監視すべき100種以上の「優先汚染物質」のリストを策定しています。リストには、重金属、工業由来の化学化合物、石油製品からの化学物質、農薬やその他の農業化学薬品が含まれます。
一般的な分析手法
特定物質の測定に加えて、EPAは導電率、硬度、pH、残留有機物、濁度、窒素、リンなどの一般的な指標を測定する標準手法を定めています。
具体的な排水源
米国では、各排水源は異なる機関が監視しています。原子力規制委員会(NRC)は、原子炉からの放射性廃液の排出を記録・管理し、ガス状・液状の汚染物質を年次で報告します。その他の大規模排水源としては、鉱山の尾鉱処理水、処理済みの都市下水、広範な農業流出、石油・石油化学産業の排水があり、いずれも定期的に分析・監視されています。
