黒カビへの長期曝露リスク

黒カビとは

黒カビ(Stachybotrys chartarum)は、屋内外で見られる真菌です。葉や堆肥、土、木材などに付着し、室内では特にカーペット、石膏ボード、壁紙など湿気が多い場所で繁殖しやすいです。胞子は容易に空中に舞い上がりにくいものの、濃度が高まると呼吸器症状を引き起こすことがあります。

黒カビが好む環境

黒カビは窒素が少なくセルロースが豊富な表面(石膏ボード、紙、繊維板、ほこりなど)に繁殖します。水漏れ、結露、過剰な湿度、浸水などがあると成長が始まります。湿気への継続的な曝露が必要です。

健康リスク

黒カビは「マイコトキシン」と呼ばれる毒素を産生し、他の微生物の成長を抑制します。清掃でカビ自体は除去できても、残留したマイコトキシンが健康被害を引き起こすことがあります。主な症状は喉の痛み、目のかゆみ・涙、喘鳴、咳、鼻づまり、皮膚のかゆみや発疹、めまい、倦怠感、頭痛などです。

既往症との関係

アレルギーや喘息を持つ人は、黒カビへの曝露で症状が悪化します。免疫力が低下している人(HIV/AIDS、化学療法中、臓器移植患者)や高齢者、乳幼児、妊婦も特に注意が必要です。

鼻で確認する方法

黒カビの有無はまず臭いで判断できます。カビ臭や土臭がしたら注意です。壁や床、カーペット、ビニール床、シンク下、壁紙、家具、収納品、シーリングが不十分な浴室などを確認し、ふわふわした成長、変色、綿状や粒状の見た目(緑、黄、灰、黒、白、茶色)を探します。また、常に水がたまっている箇所や水跡、漏水、木材の反り、ひび割れた石膏もチェックしてください。

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