Skechers Shape‑Upsの健康リスクと実態

主張

Skechersは、Shape‑Upsを履くことでカロリー消費が増え、脚の筋肉がトーンアップし、姿勢が改善されると主張しています。また、柔らかいインサートとローリングソールが自然な歩行を促し、血行を良くし、関節への負担を減らし、体脂肪・体重を減少させ、腰痛を和らげると述べています。これらの主張は、同社が資金提供した研究に基づくものが多く、独立したピアレビューは行われていません。実際に履いてみると、足元の感覚が変わり、筋肉痛や違和感を感じることがありますが、これは必ずしも筋肉が鍛えられたことを意味しません。

研究結果

Skechersが資金提供した研究は、独立した評価を受けていません。一方、米国運動協議会(ACE)はShape‑Upsを調査し、運動効果や筋肉活性化に有意な差がないことを報告しました。また、これらの靴が自然な歩行パターンを乱す可能性が指摘されています。長期的な歩行への影響については、さらなる研究が必要です。

健康リスク

Shape‑Upsは一般的な運動靴に比べて重く(約13〜17オンス)あり、筋肉・骨・関節への負担が増大します。その結果、疲労や反復性ストレス障害が起こりやすく、足首・膝・股関節の怪我リスクが高まります。さらに、ソールが高くクッションが厚いことで重心が上がり、転倒や滑りやすさが増すとされています。足と足首の感覚はバランス維持に不可欠ですが、Shape‑Upsはこれらの感覚情報を遮断し、反応速度や安定性を低下させる可能性があります。

考慮すべき点

複数の独立した研究で、Skechersが主張する効果は実証されていないことが明らかになっています。実際に、ストレス骨折、股関節骨折、足首骨折、アキレス腱断裂、腰部損傷など、様々な怪我が報告されています。2011年2月には、オハイオ州の女性がストレス骨折を理由にクラスアクション訴訟を起こし、同社は訴訟に巻き込まれました。Consumer Reportsの医療顧問は、バランス障害や足の神経障害がある人には特に、Shape‑Upsの使用を推奨しません。ACEのチーフサイエンスオフィサーであるCedric Bryant博士も、歩行パターンの変化が下肢障害につながる懸念を示し、長期的な影響を調査する研究を計画しています。

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