注射器の構造と各部品の役割
注射器は吸引と圧力を利用して体内外へ液体を輸送する医療器具です。主な構成部品はバレル、プランジャー、ニードルの3つです。自宅で自己注射を始める際は、必ず医療機関で注射指導を受け、滅菌された注射器を使用してください。
バレル
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バレルは注射器の最大部品で、投与する薬液を保持します。容量は0.1ml(0.1cc)から10ml(10cc)までさまざまです。プラスチック製で側面に黒インクで刻まれた容量目盛りがあります。目盛りが読めなくなった再使用品は使用しないでください。バレルの先端(ニードル側とは反対側)には指をはめるプラスチック製のハンドルがあり、注射時に薬液を吸引したり押し出したりする際に親指と人差し指でしっかり握ることができます。
プランジャー
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プランジャーはバレル内部に収まり、ゴム製のストッパーで気密シールを形成します。先端の少しだけが外に出ており、薬液の吸引や押し出しに使用します。ゴム部分を引くことでバレル内部に真空が生じ、薬液が自然に吸い込まれます。また、プランジャーを押し下げることで薬液を完全に注射できます。
ニードル
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ニードルはステンレス鋼製で、注射器の唯一の体内侵入部品です。サイズは30ゲージ(極細)から18ゲージ(比較太め)まであり、数字が大きいほど直径は細くなります。皮下注射(皮膚すぐ下)には細く短いニードルが、ワクチンやインスリン注射で一般的に使用されます。筋肉内注射(臀部・胸筋・上腕二頭筋など)には中程度の長さと太さのニードルが適しています。採血では最も太いニードルが使用され、迅速に血液を採取できます。使用しないときはプラスチック製のキャップで必ず覆い、清潔に保ちます。
滅菌と使用上の注意
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バレル、プランジャー、ニードルの3部品はすべて使用前に滅菌・清潔である必要があります。密封された滅菌パッケージから取り出した注射器はそのまま使用できます。医療機関や薬局で販売されている新しい滅菌注射器は家庭での自己注射に適しています。
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インスリン患者などで再利用が許可されている場合は、使用後も必ずキャップを付けた状態で保管し、皮膚や薬瓶の上部以外に触れさせないようにします。ニードルは絶対に他人と共有せず、アルコールで先端を拭くと滑り止めコーティングが剥がれ、穿刺が困難になるため避けてください。再利用を検討する際は必ず主治医に相談しましょう。
