意識不明の負傷者の診断方法
意識不明の負傷者を診断する手順
意識がない負傷者は、どのように怪我したかを自分で伝えることができません。二次評価の際は、次の頭文字覚え方「AEIOU TIPPS」を活用し、意識喪失の主な原因を体系的に確認しましょう。
- Alcohol(アルコール):空き瓶やアルコールの匂いなど、飲酒の痕跡がないか確認します。
- Epilepsy(てんかん):口周りの唾液や乱れた環境など、発作の痕跡がないか観察します。
- Insulin(インスリンショック):低血糖の可能性があるか、糖尿病の既往やインスリン使用歴を確認します。
- Overdose / Underdose(過剰投薬・不足投薬):薬物の過剰摂取や、処方薬の服用不足がないか調べます。
- Trauma(外傷):身体的な外傷の有無を確認し、出血や骨折をチェックします。
- Infection(感染症):傷口の赤みや赤い帯状の広がりがないか観察します。
- Poison(中毒):薬の空き瓶や毒蛇に噛まれた痕跡など、中毒の兆候を探します。
- Psychological trauma(心理的外傷):精神的な障害やショック状態の可能性を評価します。
- Stroke(脳卒中):特に高齢者では、脳卒中の兆候を確認します。
- Treatment(治療):診断結果に基づき、適切な処置を迅速に行います。
上記のチェックリストに沿って原因を特定し、適切な応急処置や医療機関への搬送を行うことが、意識不明の負傷者救助の鍵となります。
