ジフテリア毒素とMSDS
ジフテリア毒素は、ジフテリアの原因菌であるコリネバクテリウム・ジフテリウムが分泌するポリペプチド(アミノ酸鎖)です。非常に強力で、取り扱いを誤ると極めて危険です。作業前には必ず安全データシート(MSDS)を確認し、適切な安全対策を講じましょう。
機能
ジフテリアは致死率が5〜10%で、かつては頻繁に発生していましたが、予防接種の普及により現在はまれです。細菌が分泌する毒素はヒト細胞のタンパク質合成を阻害し、致死的な作用をもたらします。主に喉や上気道に定着し、膜を形成して窒息を引き起こすことがありますが、毒素は血液やリンパ系に入り込み全身へ拡散し、心臓や他の臓器に損傷を与えます。
特徴
ジフテリア毒素を医療研究で扱う際は特別な注意が必要です。List Biological Laboratories のMSDSによると、皮下投与時の致死量は体重1kgあたり100ナノグラム未満と非常に低いです。酸性環境下では毒素は不活性化するため、経口摂取(飲み込み)による影響はほとんどありませんが、摂取は避けるべきっかけです。
考慮すべき点
防護具の着用が特に重要です。乾燥した毒素を扱わず、換気の良い場所で作業し、吸入を防止してください。吸入や誤って注射した場合は直ちに医療機関を受診し、適切な処置を受ける必要があります。
ジフテリア毒素を取り扱う前に必ずMSDSを確認し、適切な安全対策を実施してください。
