ダイムの行進(March of Dimes)を設立したのは誰か?
機能
March of Dimesは、米国で広く知られる慈善団体で、遺伝子研究の資金提供や先天性障害・早産に関する啓発活動を行っています。創設当初は小児麻痺(ポリオ)の治療法を見つけることが目的でしたが、ポリオ撲滅後は乳児や子どもの健康改善に重点を移し、先天性欠損や乳児死亡率の低減を目指しています。
歴史
フランクリン・D・ルーズベルト大統領は、1921年にポリオと診断され車椅子生活を余儀なくされました。1938年に「全米乳児麻痺基金(National Foundation for Infantile Paralysis)」を設立し、ポリオ研究に資金を提供しました。当時のニュース映像「The March of Time」にちなんで、エディ・カントールが「ダイムの行進(March of Dimes)」と呼び始め、1979年に正式名称として採用されました。
時代背景
ルーズベルトは1927年に「ウォームスプリングス基金」を設立し、ポリオ治療の研究を支援していました。1941年には鉄肺の開発を資金援助し、1949年にジョナス・ソーク博士を指名してポリオワクチンの開発を進めました。1955年にソークワクチンが安全・有効と認められ、1962年にはアルバート・サビン博士が開発した経口ワクチンにも資金が投入されました。その後も乳児の健康に関わる先端研究を継続的に支援しています。
考慮すべき点
ルーズベルト大統領が1945年に脳卒中で亡くなった際、彼の肖像が10セント硬貨(ダイム)に刻まれました。これはポリオ撲滅への貢献を讃える象徴的な措置で、以前はローマ神話の神メルクリウス(マーキュリー)が描かれていました。
誤解
当時はポリオと診断されたものの、現在の医学的見解ではルーズベルトはギラン・バレー症候群に罹患していた可能性が高いとされています。ポリオ患者の多くは子どもであり、30代前半の大人が罹る例は稀でした。
